家具消しで居住中の写真を空室写真に|手順と注意点
・ 約3分で読めます ・ Virtual Staging 編集部

退去予定の物件を早めに募集したい。でも、手元にあるのは家具や段ボールが写った居住中の写真だけ——そんなときに使われるのが「家具消し」です。
空室写真へのCG家具配置・家具消し・青空加工・CG注記をまとめて行うなら、賃貸向けのバーチャルステージングツールもご覧ください。この記事では家具消しの考え方と実務のポイントを解説します。
家具消しは、写真から家具や生活用品を除去して、空室に近い状態の写真をつくる加工です。この記事では、撮影から加工、掲載までの手順と注意点を紹介します。
家具消しが役立つ場面
- 退去前に募集を始めたい(空室期間を短くしたい)
- 居住中で撮影の日程が合わない
- 前回募集時の写真に、前入居者の家具が写っている
- 物置状態で部屋の広さが伝わらない
手順1:撮影のコツ
家具消しの仕上がりは、元の写真に大きく左右されます。可能であれば、次の点に気をつけて撮影します。
- 床と壁の境目が見えるように撮る:家具で隠れた部分が少ないほど自然に仕上がります
- 広角で部屋の角から撮る:部屋全体の形がわかる構図にします
- 小物はできるだけ片付けてもらう:入居者の協力が得られる範囲で
- 個人情報が写り込まないようにする:表札・郵便物・写真などに注意
- 照明をすべて点ける:暗い部分は補正しにくくなります
居住中の物件を撮影する際は、入居者の了承を得てから行い、プライバシーに十分配慮してください。
手順2:消すもの・消さないものを決める
家具消しで除去するのは、入居者の持ち物です。物件に付属する設備は消してはいけません。
| 消してよいもの(入居者の持ち物) | 消してはいけないもの(物件の一部) |
|---|---|
| 家具・家電・段ボール | エアコン・照明器具(備え付け) |
| 洗濯物・カーテン(私物) | 収納扉・キッチン・洗面台 |
| 小物・雑貨・ゴミ袋 | コンセント・スイッチ・インターホン |
| ラグ・マット | 床や壁の傷・汚れ(隠さない) |
床や壁の傷・汚れを消すのは「現況と異なる表示」になるため避けましょう。
手順3:加工結果を確認する
家具を消した部分は、床や壁を推定して描き直しています。次の点を必ずチェックします。
- 窓・ドア・柱などの形が変わっていないか
- 床の継ぎ目や壁の角が不自然にゆがんでいないか
- 設備が消えていないか
Virtual Stagingでは、構造が変わって見える可能性がある箇所を「構造警告」として表示し、再生成か除外を選べるようにしています。
手順4:注記を入れて掲載する
家具消しをした写真は、実際の部屋の状態(居住中)とは異なります。必ず注記を入れましょう。
※画像加工により家具等を消去しています。間取り・設備は現況のとおりです。
※居住中のため、家具等をCG加工で消去したイメージです。
あわせて、物件ページには「現在居住中のため、内見は退去後となります」など、実際の状況も記載しておくと親切です。
家具消し+ステージングの組み合わせ
家具を消したあとの空室に、CGで新しい家具を配置する(ステージング)こともできます。この場合は、家具を消したことと、CGで配置したことの両方がわかる注記にします。
※居住中の写真から家具を消去し、CGで家具を配置したイメージです。実際の家具等は付属しません。
まとめ
家具消しは、居住中や退去前の物件でも早めに募集を始めるための有効な手段です。消してよいもの・いけないものを区別し、注記と原画像をセットにして使いましょう。
Virtual Stagingの家具消しは、注記の自動挿入と原画像の同梱を標準にしています。


