CG注記のルール|バーチャルステージング画像を物件広告に使うとき【文例つき】
・ 約4分で読めます ・ Virtual Staging 編集部

バーチャルステージングや青空加工など、CGやAIで加工した写真を物件広告に使う会社が増えています。便利な一方で、加工の仕方や表示の仕方によっては、実際の物件と異なる印象を与えてしまうおそれがあります。
空室写真へのCG家具配置・家具消し・青空加工・CG注記をまとめて行うなら、賃貸向けのバーチャルステージングツールもご覧ください。この記事ではCG注記の考え方と実務のポイントを解説します。
この記事では、CG加工写真を使うときの「注記」の考え方と、避けるべき加工、すぐに使える文例をまとめます。
本記事は一般的な考え方をまとめたものであり、法的な助言ではありません。実際の広告表示については、景品表示法、不動産の表示に関する公正競争規約、各ポータルサイトの掲載ルールの最新版をご確認ください。
なぜ注記が必要なのか
不動産広告では、実際のものよりも著しく優良であると誤認させる表示は、景品表示法の不当表示にあたるおそれがあります。また、不動産業界の自主ルールである「不動産の表示に関する公正競争規約」でも、写真や絵図の表示について一定の考え方が示されています。
CGで家具を配置した写真は、それ自体が禁止されているわけではありません。ポイントは、見る人が「これは加工されたイメージだ」と正しく理解できるかどうかです。そのために必要なのが注記です。
注記の基本ルール(実務上の考え方)
1. 画像そのものに入れる
注記は、物件ページの本文ではなく画像の中に入れておくのが安全です。画像は転載・共有されることがあり、本文の注記が一緒に伝わるとは限らないためです。
2. 読める大きさ・位置に入れる
画像の隅に、背景に埋もれない色と大きさで入れます。スマートフォンの一覧画面でも判読できるかを確認しましょう。
3. 何を加工したかを具体的に書く
「CG」だけでなく、「家具・小物はCGによるイメージです」のように、何が実際と異なるのかがわかる書き方が望ましいです。
4. 原画像もあわせて掲載・保管する
加工前の写真もあわせて掲載すると、検討者は実際の状態を確認できます。少なくとも社内では、原画像と加工画像をセットで保管しておきましょう。
避けるべき加工
次のような加工は、物件の内容そのものを変えてしまうため避けるべきです。
- 窓・柱・梁・壁など構造や間取りを変える加工
- 窓の外の眺望を差し替える・合成する加工
- 床や壁の傷・汚れ・設備の劣化を隠す加工
- 実際にはない設備を追加する加工(エアコン・照明器具など)
- 電柱・電線・隣接建物など、周辺環境を消す加工
家具の配置(ステージング)や、家具・生活用品の除去(家具消し)、空の色の補正(青空加工)は、注記を入れたうえで、構造や眺望を変えない範囲で行うのが基本です。
そのまま使える注記の文例
※CG加工画像:家具・小物はCGによるイメージです。
※CGにより家具を配置したイメージです。実際の家具等は付属しません。
※画像加工により家具等を消去しています。間取り・設備は現況のとおりです。
※空を青空に補正しています(建物・眺望は変更していません)。
物件ページの本文やコメント欄には、次のような説明を添えると親切です。
【画像に関する表示】一部の画像はCGで家具を配置したイメージです。実際の家具等は付属しません。加工前の写真もあわせて掲載しています。
ポータルサイトの掲載ルールも確認を
各ポータルサイトでは、加工写真の扱いについて独自の掲載ルールを設けている場合があります。ルールは改定されることがあるため、掲載前に最新の規約を確認してください。Virtual Stagingは特定のポータルの公式ツールではなく、注記文言は一般的な例として提供しています。
社内ルールのチェックリスト
| チェック項目 | 確認 |
|---|---|
| 加工画像すべてに注記が入っているか | □ |
| 注記はスマホでも読める大きさか | □ |
| 原画像を保管・掲載しているか | □ |
| 構造・眺望・設備を変えていないか | □ |
| 家具が付属すると誤解されない表現か | □ |
まとめ
CG加工写真は、注記と原画像をセットにすることで、検討者の判断を助ける有効な素材になります。大切なのは「誤認させない」ことです。
Virtual Stagingでは、加工した画像に注記を自動で焼き込み、書き出し時に注記を外せない設計にしています。原画像もZIPに必ず同梱されます。詳しくはCG注記・広告表示ガイドをご覧ください。


